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ドゥニーム(DENIME)が創業当時に製造したモデルを徹底再現。
221(BIG-E MODEL)とセットアップになり、ドゥニームらしいオリジナルデニムを使用しながらも、縫製は徹底的にヴィンテージをオマージュしたサードタイプのジージャンです。
生地は当時のレシピを参考にクラボウとの共同開発により実現したもので、当時と同じ米綿をリング紡績したムラ糸を専用色のインディゴをロープ染色、仕上げに草木染めを施すことで、深みのあるDENIMEらしい色を再現させた。
また、ロープ染色前に行う精錬においては、ウエアハウスならではの常温の水にすることで、染まる箇所は濃く中白(なかじろ)がしっかりと残るメリハリの強い経糸になっている。
力織機においても旧式で知られるGL3織機を使用しているため、ムラ糸の特徴がそのままデニムに表れている。
ボタンやリベットなどは、素材や形状をアップデート。
※未洗いの商品です。その為、ご家庭での洗濯により着丈5~6cm前後、身幅3~4cm前後の縮みが予想されます。
◆6番×6番(クラボウ)セルヴィッチデニム
◆鉄製タックボタン(銅メッキ)
◆レーヨン100%先染レッド両面ピスネーム
◆紙ラベル
◆ノンウォッシュモデル
なぜ「DENIME」を?
1980年代、まだジーンズにヴィンテージという言葉が耳慣れない時代。
1983年には広い幅のデニム織機の稼働が始まり、その速さから「革新織機」と呼ばれるほどに。その結果、ジーンズの脇にあった「セルビッチ」は消滅した。
一方で、ヨーロッパの自由な発想のジーンズが隆盛した反動もあり、日本ではアメリカのオーセンティックなジーンズが見直されようとしていた。そうしたなか、誕生したのが「DENIME」である。セルビッジの消滅からわずか5年ほどで、日本においてセルビッチデニムを再現してみせたのだ。綿花を育てるためには、肥沃な土壌が必要なように、日本にはセルビッチデニムを作る環境がまだ残っていた。
「DENIME」設立時のデザイナー林芳亨氏は、著書「日本のジーパン」でこのように語っている。
「クラボウがデニムにする糸を紡績して、それをクラボウ経由で広島・福山の藍染の老舗、坂本デニムでインディゴ染めする。そこで「試色」というのを作ってもらい、織る前に糸につける糊もXXと同じようにカチカチにしてもらった。」
こうして最初の、コシがありザラつきの強いデニムは誕生した。当時の現場の方々の試行錯誤と、時代に逆行する作業への苦労は大変なものであったと考えられる。
ウエアハウスの観点からいうと、創業当時の「DENIME」は、ヴィンテージジーンズの完全再現を目指していたのではない。
「ベーシックで、長く穿くことで良い色落ちになる」。そのテーマを求めた結果、目指すものがXXデニムであったわけでる。誤解を恐れずにいうと、当時の「DENIME」のデニムは、ヴィンテージデニムを超えていたのではないだろうか。
セルビッチデニムの生産がストップして5年、ほんの10年前には「66(ロクロク)」すら作られていた時代である。アメリカで作られたデニム生地を、より良いものにしてやろうという日本人の探究心は、とてつもなく深い。事実、当時のレシピを紐解くと、ヴィンテージデニムにはない細かい部分に様々な工夫がなされているのだ。
クラボウとの開発により、「DENIME」が最初に作ったデニムを再現するところから、新生「DENIME」は始まる。組み立てはウエアハウス。19世紀からのジーンズの変遷を探求し続けるウエアハウスが、最も「DENIME」であると思う仕様で作り上げる。シルエットも、最もベーシック、いや最も「ドゥニーム」であるシルエットで構築する。
「生地」「縫製」「シルエット」ジーンズの三権分立ともいえるこのバランスの重要性はブランドが変わっても同じ。それでもその着眼点は全く違うものになる。
そう、ウエアハウスは「DENIME」を「にっぽんのジーンズ」の原点として徹底再現する。「限りなきディテールの追及」を使命として・・・
■表示サイズに多少の誤差がある場合がございます。予めご了承ください。(表示サイズはノンウォッシュのものです。)
デニムジャケット サード タイプ
Lot. 233 (3RD TYPE)