【シルバーウイーク限定】レアなトールサイズ!【伝統工芸士・山城尚子】謹製【読谷山花織】手織草木染読谷山花織紬≪仕・中古美品≫「花だより」身丈170.4 裄70.8 ガード加工済

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商品情報


◆最適な着用時期 袷(10月~翌年5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティーなど
◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸名古屋、八寸など
■お仕立て上がり・中古美品
2030年9月まで有効のガード加工がほどこされています
■表裏:絹100% (縫製:手縫い)

 

 
伝統工芸士 山城尚子謹製
証紙有り 草木 しい他
 
身丈170.4cm(適応身長165.4cm~175.4cm)(4尺5寸0分)
裄丈70.8cm(1尺8寸7分)
袖巾35.6cm(0尺9寸4分)
袖丈53cm(1尺4寸0分)
前巾25.7cm(6寸8分)
後巾31.5cm(8寸3分)

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
【仕入担当 竹中より】
読谷山花織(ゆんたんざはなうい)―愛する心、祈りの織物。
探して見つかるものではございません。
まさに出会いのお一品。
呉服の本場京都室町におりましても、めったとお目にかかれません。
伝統工芸士当人が織り上げた素晴らしこの織物。
今回、一枚限りではございますが、特別に出品させて頂きます。
お目に留まりましたらこの機会に素敵な一枚をお求めくださいませ。




【商品の状態】

■中古品として仕入れてまいりましたが、
一部仕付けのついたままのおおむね美品でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。



【お色柄】

花織は、可憐な小花のような柄が特徴の織物です。
読谷山、首里、与那国、南風原…
花織の中でも読谷山花織には、他の地域とは異なる歴史的背景があります。
首里花織は中国の紋織りの影響を受けていますが、
南アジアと直接交易を行なっていた読谷の花織は、
南蛮貿易時代に東南アジアからダイレクトに伝わったものとされています。
その背景の違いは、色彩や技法の違いとなって表れています。

南方色の強い読谷山花織の技法には、大きく分けて2種類ございます。
□綜絖花織(ヒャイバナ)
花綜絖を用い、緯糸(よこいと)を浮かせて織ることで文様を出すもの。
経方向に色糸が浮くものもあり、花織と絣を組合わせたデザインが基本。

□手花織(ティバナ)
経糸(たていと)を手あるいは紋棒ですくい、色糸をはさんで模様を織り込む。
文様を出したい場所に別糸を織り込めばよいので、比較的自由な柄が作れる。
紋織の中では最も古い技法で、すべての紋織の基礎となっている。

600年以上の歴史をほこる読谷山花織ですが…
他の琉球織物同様、明治の中期以降は衰退してほぼ幻の織物となっておりました。
読谷村の與那嶺貞(よなみねさだ)さんが、わずかに残っていた「ウッチャキ(祭り衣装)」や
村のおばぁ達からの話を聞いたりしてデータを集め、昭和39年に90年ぶりに復元、
後に読谷山花織は国の重要無形文化財に指定されました。
その功績が認められた與那嶺貞さんは、1999年に人間国宝に認定されています。

銭花(ジンバナ)、風車(カジマヤー)、扇花(オージバナ)。
この3つの基本文様を組み合わせて織り出される、優しくも可愛らしい小花模様。


お袖を通せば、ふんわりと軽くやわらかに…
大自然を思い起こさせる優しく穏やかな薄鼠色の地。
花織独特の色彩豊かな表情を織りなして。
沖縄の天然染料をかけあわせて様々な色をつくり、
何回も染めをくりかえすことで、独特な風合い、色合いが生まれだしていきます。

特にこのような地色のお品は、本当に稀少なものでございます。
琉球王朝の御用布であり、庶民が着ることは禁じられていた読谷山花織。

ただ唯一、産地である読谷村の人々だけが祭礼用に限り許されていたのでした…
戦争でみんなみんな焼けてしまったところから復興させた一人の女性の力。
美しい花、ときにそれは天にきらめく星のようにも感じられます。
みつめていると、じんわりと熱くなる胸の奥底。
是非お手元でご覧いただきたく思います。
まぎれもない逸品、琉球の祈りの織物を…
どうぞ大切に大切にお召しくださいませ。



【 読谷山花織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
沖縄県指定無形文化財

沖縄県中頭郡読谷村で作られている織物
明治時代の中頃から時代の波に押され一時衰退、
沖縄戦争後は一度絶滅寸前まで追い込まれたが、
1964年に読谷村の情熱ある有志によって約90年ぶりに
復活を遂げた。

織り地に先染めされた糸で、細かな点と
線による幾何学模様が織りだされている。
素材は絹糸もしくは綿糸を用い、染料は琉球藍や
福木(ふくぎ)、蘇芳などが主流。
模様を表すのに花綜絖を用いる「経浮(たてうき)花織」
「緯浮(よこうき)花織」と「手(てぃ)花織」がある。
伝統的な読谷山花織は琉球藍で染められた紺地に
赤や黄、白色などで花模様が織りだされており、

文様のそれぞれに、
『ジンバナ(銭花):お金に困らないように』、
『カジマヤー(風車):長寿の願い』、
『オージバナ(扇花):子孫繁栄の願い』
の意味を持つ、3つの文様を基本とし、それらの文様を
少しずつ崩すことで、多種多様な模様が織り込まれる。
大変手間がかかるため、琉球王朝時代には王族と読谷村の
庶民のみしか着用が許されなかった貴重な織物である。

また、読谷山ミンサーは「グーシ花織」とも呼ばれ、
綿糸を用いた細帯で、模様を表すのに紋棒又は花綜絖を
用いて織りあげられる。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
[文責:竹中 浩一]

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